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NHK BsHi 「世界サンゴ礁紀行~インド洋 宝石の島をめぐる モルディブ~」

【JTBの海外ツアー】タヒチ、フィジー、モルディブ、これが売れてます。

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2008年4月21日午後8時~9時50分 NHK ハイビジョン特集シリーズ 世界サンゴ礁紀行 第2回 モルディブが放映されました。

ハイビジョンの美しい映像と音楽、そしてなによりもどこまでも続くモルディブの美しい海が印象に残る番組でした。ご覧にならなかった皆さんへ、番組の内容を思い出しながらご紹介します・・・


インド洋を南北に細長く伸びるモルディブの島々を北から南へ800kmの航海を海中映像を交えながらダイビングクルーズは進みます。

2月11日
出発はモルディブ北部の島「バーラ島」1ヶ月の行程のほとんどを船の上で暮らすため、荷物は1トンにも及びます。昔ポルトガル人が多く住んでいたというこの島にはポルトガル政府庁舎の跡があります。

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最初の水中撮影は浅瀬の海で行われました。画面には美しい「造礁サンゴ」の数々・・・サンゴは、体内に褐虫藻(かっちゅうそう)という藻類が光合成によってつくる栄養分をもらい成長します。昼は褐虫藻に光が届くように触手を縮めています。一方、褐虫藻もサンゴの硬い殻と毒のある触手で守ってもらっています。

もう少し深く潜ると褐虫藻を持たない、体内に微小な骨片を持つ「軟体サンゴ」が現れます。色とりどりの美しいサンゴの合間をモルディブアネモネフィッシュ・パウダーブルーサージョンフィッシュ・ホシゴンベ・メガネゴンベたちがかわいく泳いでゆきます。

2月13日
最初の寄港地「アリフシ島」に到着します。イスラム教を国教とするモルディブの島にはモスクがあり、島中に響き渡るコーランの祈りの声とともに人々は1日に5回のお祈りをかかしません。

モルディブの伝統的な家の壁はサンゴの石で造られています。石灰を水に溶かしてセメント代わりにして壁が塗られています。とても涼しいのだそうです。

造船で有名なこの島には20以上の造船所があります。大きな木造の漁船「ドーニ」を造るのに設計図はありません。職人の勘と腕で伝統的なモルディブの船が造られているのです。

この島でエンジニアとして働くユースフ・アリさんはモルディブの休日である金曜日には家族や親戚を集めて大勢で食卓を囲みます。かつおのスープ”ガルディア”、鯵、ポテトカレー、青とうがらし、ココナツミルク、新鮮な海の幸と島の幸が並びます。

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2月18日
モルディブの首都「マーレ」に到着します。ここにはモルディブの3分の1に当たる10万人の人が住んでいます。世界一人口密度の高い都市として有名です。魚市場にはマーレ周辺で獲れたカツオやキハダマグロ(250円/kg)がずらりと並びます。漁師は直接ここで魚を売りさばきます。

市場の後ろには「まぐろさばきの達人」が並んでいます。1日400匹もの魚を小型ナイフですばやくさばいてゆくプロのさばき人はここマーレだけにしかいません。

そしてマーレの隣には空港の島があります。モルディブの人口の3倍にあたる60万人もの観光客を迎える国際空港には世界各地からのゲストが降り立ちます。

30年前にモルディブ政府が打ち出した「1島=1リゾート」という政策により、現在800あるモルディブの無人島のうち100あまりの島がリゾートホテルとして外国資本に貸し出されています。浅瀬の海上に建てられた水上コテージの中には1泊10万円以上もする高級リゾートコテージも多くあります。

しかし、観光立国としての「モルディブ」には大きな問題があります。
一つは1998年の世界中の海で見られたサンゴの白化現象です。モルディブでも9割のサンゴ礁に現れました。そして2004年に起きたスマトラ沖大地震による津波では82人の死者を出しました。大きな波から島を救ったのは「サンゴ礁」です。

もう一つは地球温暖化による「海面上昇」です。海面上昇によって強くなった波が島の海岸に打ち寄せ、「海岸侵食」を起こします。そして海岸侵食の土砂が海に流れ込むと褐虫藻が光合成を行えず、サンゴが死滅するのです。


モルディブの海洋研究所ではサンゴを守る活動を行っています。リーフにおだんご状の水中セメントをたくさん沈め、そのセメントに一本一本生きているサンゴのかけらを植えつけます。サンゴのいない砂地の海に挿し木のようにサンゴを公園の木々のように植えて「ガーデン」を作ります。

この活動はリゾートで観光客に手伝ってもらいながら、進められています。今では10コのガーデンが作られ順調に生育しているそうです。

また、ロータスと呼ばれる金属の枠組みを海底に沈め、微電流を流して刺激をし珊瑚の育成を早めています。こちらも順調にサンゴ礁が育っています。

2月24日
首都マーレからアリ環礁へ向かいます。ここではマンタを撮影するため、スタッフは環礁と外洋の間のポイントで根気強くマンタが現れるのを待ちます。

多くのプランクトンのいる環礁の海水が外洋に流れ出るとき、マンタは悠然と姿を現し、大きな体をゆっくりとくゆらしながら20分、カメラの前で泳ぎつづけてくれました。

夜になると、船の光に集まったプランクトンを食べにマンタが垂直に大きな口を開けながら現れました。

そして、ここアリ環礁で衝撃的な光景がありました。ムシマスミギリティラというダイブポイント見られた「アカモンガラ」の大量発生です。モルディブの海の生態系が崩れ、サンゴの死んだ海にアカモンガラの大群が泳ぎ続ける姿がありました。

赤道より少し北「ガン島」には6世紀にスリランカから伝えられたと言われる仏教遺跡があります。サンゴの石でできた仏像の特徴はポリネシア人や西洋人などいろいろな民族の顔が見られることです。

赤道を越えてゆく最後の環礁「フヴァドゥ」へは10時間の航路です。環礁内で夜を迎えてしまった船は座礁しないようにライトで海面を照らしながらゆっくりと進みます。

そして、出航から28日目モルディブ最南端のアッドゥ環礁へ到着します。この環礁には第二次世界大戦後しばらく英軍基地があったため、戦争の傷跡がところどころに見られます。

カメラはこの紀行の最後の撮影として海底の沈没船「ブリティッシュローヤルティ」を映し出します。60年の年月を経て横倒しになったブリティッシュローヤルティの船体にはサンゴ礁が育ち、色とりどりの魚たちがたわむれます。

モルディブを南北800キロにわたって撮影した長い船の旅が終わります。


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2008年4月22日 00:01

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